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SAで有毒藻類が大量発生 健康被害に注意

【SA17日】  SA州の沿岸部では、カレニア・ミキモトイと呼ばれる微細藻類が原因で有毒な泡が発生しており、保健当局が海水浴客などに注意を呼びかけている。過去1か月間、波のうねりが少なく暖かい天候が続いたためとみられている。

泡は一見したところミルクシェイクのようだが、呼吸器や目の刺激、肌のかゆみや発疹を引き起こす可能性がある。誤って口にした場合、胃の不調やインフルエンザのような症状が現れることがあり、自治体はビーチで死んだ海洋生物に触れたり、食べたりしないよう警告している。

有毒な泡が発生しているのは、アデレードから約100キロメートル離れたウェイトピンガ(Waitpinga)で、約1か月ほど前にサーファーらが発見した。環境保護庁(EPA)は、その後、藻類がケープ・ジャービスからエンカウンター湾にかけて広がっていると報告している。

SA州保健省の水質専門官のカンリフ博士は7ニュースの取材に対し、「泡に触れたことによる長期的な健康被害はない」と述べ、「目の痛みや咳など呼吸器症状が出た場合、海岸から離れれば数時間以内に自然と治まる」と説明した。泡の影響が出ているビーチでの魚釣りに問題はなく、犬にも影響はないため、週末に愛犬とビーチで散歩や水遊びを楽しむことは可能だとしている。

 

ソース:news.com.au-“Toxic Seafoam’: Health warning for Easter holidays for South Australians

 

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