政治

アルバニージー首相 WA貨物鉄道の再国有化を公約に

【ACT24日】   連邦政府のアルバニージー首相は、5月3日に行われる総選挙で再選された場合、WA州労働党が提案している、貨物鉄道の再国有化計画を実現するため、実現可能性を調べるための調査に250万ドルを拠出すると発表した。同鉄道は2000年に民営化されたが、買い戻して再び国有化することで、インフラ投資の拡大や道路の安全性向上、コスト削減につながるとしている。

WA州の貨物鉄道ネットワークは約5,500キロメートルを網羅している。現在、穀物の収穫増加や新鉱山の開発により、貨物輸送の需要が高まっている。労働党はフリーマントル―カルグーリー路線を国が直接管理する可能性も含め、国有鉄道網との統合を検討するとしている。

WA州政府は今年1月、貨物鉄道を保有しているArcインフラストラクチャーと交渉を開始しており、財政的に実現可能と判断されれば、段階的に再国有化する可能性も視野に入れているもようだ。

同州政府はまた、フリーマントルの主要港を南部のクイナナ工業地帯へ移転する「ウエストポート計画」も進めており、これにより貨物鉄道や道路網の整備がさらに前進することが期待されている。

 

ソース:abc.net.au-Anthony Albanese announces support for WA government to buy back state’s freight rail network

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