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豪で日本酒の需要3倍に 酒フェスも大盛況

【NSW25日】  オーストラリアへの日本酒の輸入量は2011年以降、約3倍に増加しており、過去10年間で日本酒の最も有望な国際市場の一つに成長しているようだ。業界関係者によると、オーストラリアが近い将来、日本酒輸入国のトップクラスに食い込む可能性があるとみている。

2024年に日本を訪れたオーストラリア人は約100万人に達し、2023年の61万3,062人から大幅に増加。日本酒をお土産に持ち帰る人も増えているという。

シドニーを拠点とする日本酒輸入業者のYoshi Honda氏は、観光によって刺激された需要が輸入の増加につながっているとの見方を示した。Honda氏は10年以上前に日本酒の輸入を開始。市場の成長を目の当たりにしてきた。Honda氏は、「(お客様の数は)輸入を始めた頃から3倍以上、もしかすると5倍以上になっているかもしれない」と話した。

Honda氏が輸入を開始した当初、提携していた酒蔵は2軒だけだったが、今では約16軒の酒蔵とネットワークを構築している。

日本酒の輸出先としては中国と米国が最大で、続いていくつかのアジア市場がある。オーストラリアは急速に上位に食い込んできており、現在は8位だがこのままのペースで需要が伸びれば、将来的にはトップ5に入る可能性もあると専門家はみているようだ。

国内では、数千人を集める大規模な日本酒フェスティバルが開催されており、日本から多くの酒蔵が参加している。2024年にはブリスベンでも日本酒フェスティバルが初めて開催された。

 

ソース:abc.net.au-Sake imports soar in Australia amid decline in Japanese domestic market

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