キャンベラ - 労働党は今日、今後予想される鳥インフルエンザの発生への対策計画を立てるため、オーストラリア近隣諸国と高官レベルの緊急会議を開くよう、求めた。
科学者は、東南アジアで60人以上の死者を出した、ある特定のインフルエンザウイルスに非常に注目している。そのタイプのウイルスは変異性があり、人間から人間へと感染する可能性がある。そのインフルエンザが発生すれば、ウイルスは世界中に蔓延し、莫大な数の死者が出る可能性がある。
アレクサンダー・ダウナー外相は今週、オーストラリアは、東南アジア諸国の一部の国にも関わる、対策計画案を提出するだろう、と表明した。その計画とは、鳥インフルエンザH5N1型を早急に発見し、診断し、治療する早期警告システムを開発するという内容のものである。
しかし、野党の外交スポークスマン、ケビン・ラッド氏はそれ以上の対策が緊急になされるべきだと考える。「世界の中でも、我々はウイルスの潜伏地域にいる。最初にウイルスが発見されたのは、香港だった。今ではベトナムなど他の地域での症例も多い」と同スポークスマンは、今夜遅くに放送されたABCニュースで語り、ベトナム、ラオス、カンボジア、タイ、インドネシアなどのウイルスが潜伏する中心地の中には、この問題に取り組む十分な準備や資金が整っていない地域があることを指摘した。
また、「ウイルスに対する、現在の東南アジアの意識が低く、非常に懸念している。そのために、オーストラリアはこの6ヶ月間、オーストラリアが率先し、地域全体が取り組める包括的な対策を立てることを提唱してきたのだ」と語った。
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