シドニー - オーストラリア人俳優、ポール・ホーガン氏が、国外の非課税地域を利用した脱税の疑いで、オーストラリア犯罪委員会の調査を受けていることが明らかになった。
ウィークエンド・シドニー・モーニング・ヘラルド紙は、ホーガン氏が主演した「クロコダイル・ダンディー」映画シリーズの何百万ドルという印税が、ニュース・コーポレーションが所有するハリウッドの20 センチュリー・フォックス (20 century Fox)から、1986年に、カリブにあるチリとオランダ領アンティル諸島の非課税地域を通じて支払われたと、報じた。
また同紙は、ホーガン氏に近い関係筋によると、犯罪委員会はホーガン氏自身よりもむしろ、当時の彼の税務顧問が違法行為を犯したのではないかと調べていると、報じた。
ホーガン氏が財務業務を、当時の米国弁護士に任せていたこと、また税金を支払わなかったことは、不正行為というよりは、知識不足であったことが原因だと、関係筋はホーガン氏に代わって強調した。