ハリケーンカトリーナが米国のニューオーリンズを襲う中、家族に家に置き去りにされた、車椅子生活を送る癌患者のオーストラリア男性が救助された。 外務大臣アレキサンダー・ドウナーによると、洪水によって家に閉じ込められたまま5日間を過ごしたケイス・フォルクナー(75)さんは近所の人々によって救助された。フォルクナーさんは救助後、ルイジアナ州のラフェイエットにある老人ホームで無事に過ごしている。
オーストラリアの米国への新大使、デニス・リチャードソンによるとフォルクナーさんの家族は“洪水の水位が急激に上がってきたとき、癌患者のフォルナーさんを置き去りにするしかなかった”と語った。
オーストラリア領事館はフォルクナーさんを見舞いにいき援助の手を差し伸べる予定だ。
フォルクナーさんの救助によってニューオーリンズで先週のハリケーン後、現在もまだ行方不明になっているオーストラリア人の合計数は8人となる。