キャンベラ - テレストラは、欠陥サービスを早急に修復する必要があり、また、厳しい新規定のもと、競争規約に違反した場合、高額な罰金を支払う義務が生じる。また、通信事業者最大手である、テレストラは、小売業と卸売業を現在の業務から分離するよう、連邦政府によって強いられることになる。
連邦政府は今日、法案の最後の2要素を上院に提出したことを受けて、テレストラに対し、厳しい新規定を発表した。政府が現在所有するテレストラの51.8%の持ち株を売却するために、その法案が国会で可決される必要がある。議会委員会は、明日、キャンベラにて、法案の詳細を綿密に検討する予定である。
法案は株を売却するタイミングを検討する猶予を与えるものだという。
政府は来年早くに、売却の方針について、更なる決定をする予定だ。
テレストラが売却されるとなると、その法案によって、政府は電気通信網の改善に、20億ドルの資金を投資することが可能となる。
また、同法案により、高度技術による通信サービスの開発に、政府は11億ドルを投資することができるとともに、3年に1度、問題の通信サービスを見直す委員会を設立すうことが可能になる。
しかし、テレストラが競争規定に違反した場合、同政府は高額な罰金を課すことになる。新規定に基づき、21日間以上、競争規定を違反し続けた場合、テレストラは3100万ドルの罰金に加えて、1日300万ドルの罰金を課せられる可能性がある。
法案とは別に、政府はテレストラに対し、最も問題となっている最低480の通信ケーブルを、毎年修理するよう強制する、新規定を提出する予定があることを発表した。
今週公開された、秘密書類の中で、通信電話回線の14%に欠陥があったことが明らかになった。
その回線の修理は、政府が取り組む、ネットワーク信頼体制の強化の一部として、実施されるだろう。このネットワーク信頼体制とは、テレストラがサービスを運営するために、順守しなければならないものである。
この政府の法案のもと、テレストラは、小売業と、卸売業を現在の業務から分離するよう、強いられることになるだろう。そのため、テレストラは、政府の承認を得られるような、計画案を提案する必要に迫られることになる。