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ピーナッツアレルギーによる死-文部相が謝罪

 シドニー ― ニューサウスウェールズ州文部相、カーメル・テバット氏は、学校の遠足でピーナッツバターを食べたことが原因で死亡した13歳の少年の家族に対し、謝罪をした。
ハミドー・ラーマン君は、2002320日、ニューサウスウェールズ州南西部の学校主催のキャンプで、ゲームの最中に一口分のピーナッツバターを食べたとき、ピーナッツアレルギーでアナフィラキーショックを引き起こし、死亡した。

テバット氏は報道陣に対し、「ハミドー君の死に対し、ご家族に謝罪をする。私が謝罪をしても、ハミドー君は還ってはこないし、ご家族の悲しみを和らげることもできない。だが、謝罪だけでもしたい。」と語った。
テバット氏が今日、調査の結果を発表したことをうけて、ジャクエリン・ミレッジ副州検視長官は、ニューサウスウェールズ州のすべての学校、幼稚園、チャイルドケアセンターのスタッフは、ハミドー君に死は、一種の知識不足が原因であり、再発を防ぐために、アレルギーに関する教育、トレーニングを受けるように勧めた。

また、同氏は、学校でのピーナッツバターの支給は禁止され、健康計画ガイドラインがすべての学校に配布され、在学生徒はピーナッツアレルギーがあるかどうかの調査を受けた。しかし、ミレッジ氏によると、いまだ十分な対策はされておらず、悲劇的な死の後も取り組みが遅れているという。

 

 

 

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