ハネムーンでインドを訪れたイスラエル人カップルがヒンズー教の聖地でキスしたとインドで問題になっている。
結婚式を執り行ったヒンズー教聖職者がカップルが聖なる湖プシュカールの湖畔でキスしたとして激怒しているとインディアンエキスプレスの記者は伝えた。
プシュカールはインド北部のラジャスタン州に位置し、イスラエル人を始め外国人旅行者に人気の場所だ。
ヒンズー教徒はここに毎年11月に巡礼に訪れる。
ヒンズー教の神話では、決められた日にこの湖の水ひとすくいで口をゆすぐと生涯の罪が洗い流されると信じられている。
ヒンズー教聖職者はカップルのキスが神聖な祈りを台無しにしたとして怒り心頭。宗教的な場所でのキスは俗悪であるとする古式の法律に反するとして地元警察に告訴。有罪と認められた場合は3ヶ月の刑期が課されることもありうるという。
カップルはそのような宗教的な事情を全く理解しておらず、キスが罪になるなどと初めて聞いた、などと話している。プシュカールで旅行者がキスを目撃されるのは珍しいことではないが、告訴に至ったケースは初めてだという。警察は対策を考えあぐねている。