一般

学生ビザ、不正にキャンセル

シドニー - 移民局は、学校での出席率が不十分だったと報告された生徒8000人のビザを強制的に再交付することとなった。この動きは、6月に行われた連邦治安裁判で移民局が敗訴したことが発端となった。これは、海外留学生モハメド・アシャン・ウディン氏が、授業に47%しか出席しなかったことを受け、ビザがキャンセルされたというケースである。


移民局の副次官代理、アブドル・レジビ氏によると、80%の出席率に満たない留学生については、教育機関は情報を公開する必要があり、移民局にその旨を報告しなければならないという。
しかし、ウディン氏のケースは、裁判にて事務手続きが正当ではなかったと判決された。というのも、氏がどこの誰に出席を報告すべきかについて、その手続きが移民局の規定よりも詳細にわたる厳しいものだったからだ。2001年以来、この方式が約8000人の留学生に対し適用されてきた。

同局は今後、対象の学生に対しビザを再交付するため、海外中の外交官を含め、さまざまな外交担当者たちに連絡をとる必要がある。
ビザがキャンセルされた学生のほとんどは自国に帰国しているだろうが、ビザ再交付の情報については、海外の外交官等に知らせがいくだろう、と同局は語った。

 

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら