ダーウィン 21日- 59歳の女性がアリススプリングで犬に噛まれ死亡した。女性はアボリジニ人のキャンプ村を訪問中、2匹の大型犬に攻撃され、足の裂傷からの出血多量が原因で死亡したと見られる。警察が事件調査中だが、殺人の可能性はほぼ無いと思われる。
アボリジニ人のキャンプ村に棲みつく犬たちは、アリススプリングで深刻な問題となっており、定期的に地元関係者によって生息数の制限が行われてきた。
2年前には52歳のエディス・トランターさんが町を散歩中、犬の群れに襲われた。この事件に関わったと思われる11匹の犬は、近辺のアボリジニ人のキャンプから発見され、処分された。トランターさんは腕、足、そして臀部に深い裂傷を負い、ハンドバッグで犬を追い払おうとしたが死ぬかと思ったと後に語った。
ノーザンテリトリー(北部準州)ではキャンプ犬を監視、制限する試みが行われている。今回の事件の2日前に、121匹のキャンプ犬が安楽死させられ、30匹が断種処置を受け、疥癬病を持つ300匹が投薬処置を受けたばかりだった。