アデレード - 南オーストラリアのカンガルー島でホオジロザメに襲われたサーファーは、サメから逃れるためにサーフボードをサメの口に押し込み難を逃れた。
ジョッシュ・ベリスさん(26歳)は昨日正午(中部標準時)、アザラシ繁殖エリアで有名なカンガルー島沖にてサメの攻撃に遭い、両足に怪我を負った。ベリスさんは、島の南西端にある岬の近くで4人の友人とサーフィンを楽しんでいるときにサメに襲われた。そのとき、サメを押しのけようとサメの口の中に手を入れたという。
2人の友人は海水の中のベリスさんを引っ張り、崖のふもとの岩の上に引き上げた。その後、険しい崖を上り警備室から緊急連絡をした。
現在ベリスさんはアデレード・フラインダーズ医療センターに入院しており、容態は安定している。ベリスさんは、「ホオジロザメは僕の足を噛んだ後、一度は去ったものの、また大きな口を開けて僕のほうへ向かってきた。そのときにサーフボードをサメの鼻に押し当てたけど、手が滑ってサメの歯に当たったんだ。サーフボードをサメの口に押し込んだら、サメはサーフボードに夢中になって、向きを変えてサーフボードを噛み砕き始めたんだよ」とそのときの状況を語った。