ブリスベン 4日- 北部QLD州、クックタウン在住のクロコダイルハンター、ミック・ピットマンが州政府がワニの捕獲を制限することに抗議して、政府にブリスベンの街の中心部にトラック山済みのワニを落とすと脅迫した。
4日、QLD州政府は新たなワニ保護観察計画を発表した。フィッツロイ川に生息する3メートルのワニに衛星からの監視可能な探査器をつけて監視し、調査結果によってはワニを別の場所へ移動させる計画。ピットマン氏の抗議はこの計画の発表後行われた。
ピットマン氏は北部QLD州の住民が人や家畜を殺すワニに困り果てており、ワニの狩猟が許可されるべきと訴えた。「この人食いワニどもを甘やかすのはもう止めるべき。EPA(環境保護機関)が(ワニの問題について)何か手を打たないのならトラック山積みのワニを(ブリスベンのクイーンストリートにある)モールに落とす。」と脅迫した。
QLD州環境省のスポークスマンデスリー・ボイルはピットマン氏の脅迫をくだらないもので相手にしないとし、「ワニ生息地域に住む大部分の人々はワニとどう付き合っていくか分かっている。ワニ生息地で何に気をつけるべきかを人々に教育することが大事だ。」と述べた。