キァンベラ 5日 - 夫婦関係に問題をもつ家族を助けるために新たに政府が設置を予定している“ファミリー関係センター”の概要が発表された。13ページにわたる小冊子にはセンターで受けられるサービスの種類、費用、これらのサービスの結果がどのように査定されるのかなどが示されている。
オーストラリア全体で65箇所のセンターが設置される予定。政府はこの新たなサービスが決裂していく家族をつなぎ止めるサーキットブレイカーの役割を果たせればと期待している。小冊子によるとセンターには遊び場やおもちゃが置かれ、家庭的な温かい照明と明るい色彩に溢れ、子供を連れて気安い環境になる予定。
だたし、センターでは法的なサービスは行わず、離婚する夫婦はセンターでのカウンセリングに弁護士を同伴することはできない。
フィリップ・ルドック法務長官は、この13ページに渡る書類は計画書としてではなく、あくまで政府がセンターから期待する事項の概要を述べたものであるとした。そして「この新しいセンターがオーストラリア社会の一部となることを期待する。国民が夫婦関係で困っているとき、また親の離婚に面した子供を出来るだけ助けられるようになることを願う。」と続けた。