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あなたは大丈夫?睡眠中に食事をする摂食障害

ブリスベーン - 厳しい食事制限や、甘いものへの誘惑に耐えているにもかかわらず、体重がまだ増えているあなた、睡眠に関わる摂食障害を患っているかも?このような障害を持つ人は、睡眠中にふと起き上がり、冷蔵庫の中を何やらゴソゴソと探し始めたりする。

シドニー、ウールコックにある、医療研究所の睡眠療法医師、ピーター・ブッチャナン博士によると、睡眠に関連した摂食障害を患うオーストラリア人の症例は非常に多いという。無意識のうちに摂食をする人は夜中に自分が間食をしていることをほとんど、あるいは、全く覚えてないことがある。また、その間食の回数は一晩に1回以上だという。夜間における間食では、無意識に高カロリーのものを選ぶことが多い。さらに、問題は高カロリーだけではなく、キャットフードや、タバコにピーナッツバターを塗って食べるなど、選ぶ食べ物も非常に奇怪なものが多い。

子供の頃に発症する睡眠時遊行症(夢遊病)とは異なり、この睡眠に関わる摂食障害は通常、20代、30代といった青年期に発症する。同博士によると、この障害の症状は単に奇妙な行動をとるというだけでなく、患者に深刻な影響を及ぼすことがあるという。たとえば、この障害を患う人が夜中に料理を始めたら、誤って自分の体に火をつけてしまう危険性もある。また、長期的にこの摂食障害を患う人にとっては、その結果として体重増加や肥満などの健康上の問題が生じる。睡眠に関する摂食障害は通常レム睡眠時に起こり、また糖尿病など、患者が抱えるその他の病状を悪化させることになる。

 

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