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ニューヨーク地下鉄、テロ脅迫受ける-タイムリミット迫る

ニューヨーク - ニューヨークの地下鉄が数日後にテロ攻撃の標的となるという明確な脅迫を受けたニューヨークでは、地下鉄の安全性の強化に努めている。

マイケル・ブルームバーグ、ニューヨーク市長は今日、具体的な脅迫を受けたのはこれが初めてだと語った。今回の脅迫では標的となる場所や攻撃のタイミングが具体的に示されているという。当局は、脅迫がどのような形態のものだったかなどの詳細については公開を拒否したものの、レイ・ケリーニューヨーク警視庁長官によると、従来の地下鉄での捜査が今後さらに強化され、地下鉄の荷物やベビーカーには特に注意が払われるようになるという。

安全対策の強化が進む一方、ニューヨークの地下鉄は通常通り運行しており、ニューヨーク市のテロ警告レベルは依然としてオレンジのままである。ブルームバーグ市長によると、テロ脅迫は数日前に受けたが、公での発表は延期されたという。

52名の命を奪ったロンドンでの地下鉄自爆テロ攻撃を受けて、ニューヨークの地下鉄全域で警察官によるパトロールの実施、ランダムな荷物チェック制度の導入など、さまざまな対策が行われてきた。ニューヨークの地下鉄の乗客数は世界で4番目に多く、平日1日に450万人が利用する。

同時多発テロ攻撃によってもたらされた精神的ダメージと闘い、物理的な被害の改善作業に取り組んでいるニューヨークでは、警察、反テロリズム団体、国家警備隊などの姿が地下鉄内のあちこちに見られ、この景色も日常化しつつある。

 

 

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