ブリスベン - ADA(オーストラリア歯科協会)の発表によると、QLD州はオーストラリアで最悪の歯科医療制度を持っている。身体障害者、老人、そして低所得者などは、ただの検査や簡単な治療を受けるだけでも、ひどい場合では5年も待たされるという。ADAクイーンズランドの代表、マイケル・フォレイは、14万人以上の年金生活者やヘルスケアカード保持者の歯科医療を現状の公共の歯科医数で間に合わせようとする州政府の政策を非難した。同氏によると、QLD州はオーストラリアで最悪の歯科医療制度を持っている。
先日発表されたフォースター報告書は、QLD州政府が歯科治療の需要に追いつけないことは認めているが、公共の歯科医療を改善していく方法については何も述べられていない。「報告書では歯科医療に関しての見解が簡単に述べられているだけで、長年にわたって蓄積されてきた公共歯科医療制度の根本的な問題のことは何も考慮されていない。州政府は将来もっと多くの歯科医師を育成する必要性と需要があることを無視している。」と同氏は続けた。