キャンベラ 25日 - トニー・アボット厚生相によると、鳥インフルエンザの世界的流行は、ほぼ確実にやって来る。同相は、全ての国が鳥インフルエンザの脅威を真剣に受け取るべきと述べ、「将来、ほぼ確実に鳥インフルエンザが流行する。しかし、それが来月か、来年か、10年後かは現時点では分からない。過去100年以内に、鳥インフルエンザの世界的大流行が3回あった。初めの1918年から1919年にかけての大流行は世界に大被害を与え、オーストラリアだけでも12000人が死亡し、全世界で約5000万人が死亡した。1950年代後半と1960年代後半に起きた大流行では、前回に比べての被害は少なかったが、それぞれで約500人のオーストラリア人が死亡し、世界中では約100万人が死亡した。」と続けた。
同相によると、鳥インフルエンザの変異した人間型鳥インフルエンザの大流行の危険は、養鶏所の管理をオーストラリアのように厳しく行っていない東アジアと南アジアで最も大きい。