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シドニーの飲み水に処理後の下水が!

シドニー 25日 - 水道関係の専門家、チャ-ルス・エッセリー博士によると、シドニーの住民の多くが知らない間に下水処理後の水を飲んでいる。これはNSW州政府の広範囲に渡る汚水再利用に反対する姿勢と相反する事実。
 
同州政府は、シドニーの水不足解消の手段として、住民の賛成が得られ難い汚水再利用を選択肢に入れる事はないとしている。現在、他の水不足解消手段としては、シドニーの南部に20億ドルを投資して、海水から塩分を取り淡水化する造水施設の建設を計画中。
 
エッセリー博士によると、これらの政府の見解とは裏腹に、平均してホークスベリー川の水量の2パーセントに相当する処理後の下水がシドニーの貯水池に流入している。これらの大部分はリッチモンドやウインザーなどのシドニー西北部で使用されている。

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