東京 26日 -米政府は、在日米軍再編で焦点の在日米軍沖縄基地の移転先問題について、日本政府の案に同意した。移転先の詳細については発表されていないが、共同通信は、現在の沖縄・普天間基地を既存の在日米軍基地内へ移転する予定と報道。今回の同意で、50,000人に及ぶ在日米軍の再編計画の最大の懸念であった普天間基地の移転先問題のメドがつき、在日米軍の再編協議は決着に大きく前進した。
日米両政府は10年前に沖縄・普天間基地の移転に同意していたが、その移転先を巡って対立が続いていた。米政府は新しい空軍基地を沖縄に建設することを要請したが、日本側は、沖縄で唯一残されたサンゴ礁が破壊されるなどを理由に、既存の米軍キャンプ・シュワブへの合併案を提案していた。今回の動きは米側が日本案に歩み寄ったもので、米軍キャンプ・シュワブに普天間基地の施設が移転され、必要によっては埋め立てによって、基地面積を拡張する予定。