キャンベラ　27日　-　アデレードで今日発表された研究結果によると、少年院に拘留されている子供のほぼ１０％が子供を持つ親であることが明らかとなった。

その内訳は少年が８％、少女が１％。オーストラリア犯罪委員会の調査では、少年院の子供の3人に1人が過去に親や後見人によって虐待を受けた経験があることも判明。

70%の子供が家族の中に最低一人は過剰飲酒をし、薬物を常時使用していると語る。この報告書の著者であるジェレミー・プリチャード氏とジェイソン・ペイン氏は、2004年に11歳から17歳の少年院の子供371人にインタビューを実施。インタビューを受けた子供の約７０％が定期的に薬物を使用した経験があり、ほぼ３０％が1種類以上の薬物を常用していたと答えた。また、3人に1人が最近犯した罪が薬物あるいはアルコールの使用が原因と語った。

著者によると、犯罪と薬物使用には強い関連性があり、暴力行為に関わる常習犯罪者は家庭内に問題を抱え、教育期間が短い傾向があることが分かった。