[メルボルン-30日] オーストラリア固有の動物で、インド狼由来の犬の一種であるディンゴ。急速な勢いで数が減って絶滅の危機に瀕しており、モナシュ大学の研究グループ・ノーウッド動物保護団体とディンゴ・ケア・ネットワークは共同で、人工授精によってディンゴを救うプログラムをスタートさせた。
プログラムは、オーストラリア国内の動物園や野生動物保護地域にいるディンゴ純粋種の精子と卵子を採取し、それを雌のディンゴ純粋種に注入・授精させるというもの。
ディンゴは他の野犬との交配や、政府が支援している野犬毒薬駆除が原因で、このままでは20年以内に絶滅すると見られており、早急な対応が迫られている。
しかし、プログラム完了にはあと10000ドルの資金援助が必要だという。同プログラムでは10年内に50~100頭のディンゴ純粋種の人工繁殖を目標としている。
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