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レズリー被告、釈放までは秒読み

バリ11日 - インドネシア検察官が長期の刑期要求を取り下げたことで、ミッシェル・レズリー被告(24歳)が自由の身になるのは時間の問題となる。

今日開かれたバリ薬物裁判では、レズリー被告がエクスタシーの使用を認め、謝罪と慈悲の言葉を述べた後、思わぬ展開が見られた。弁護士は、レズリー被告が8月20日の逮捕からすでに刑務所に服役していることから、今後は3ヶ月の最短刑期のみを要求する予定。
通常、2錠のエクスタシー所持に対して最長15年の刑期が求刑される。検察官は、「レズリー被告は当時エクスタシーを使用していたわけではなく、ただ薬物を受け取っただけ」と語り、長期求刑を取り下げた。

レズリー被告は証言の中で、ミアという友人に、不安発作を防ぐ薬だと言われ錠剤を渡されたと証言している。バリの精神科医によると、レズリー被告は母親との文化的背景の違いから、衝突が絶えず、15歳のときに母親に家を出るように言われ、その後家に戻ることはなかったという。その後は不安発作が頻繁に起こり、6年前にエクスタシーを使用するようになった。だがエクスタシーは一時的な効果しか見られなかった。同精神科医はレズリー被告が刑期を受けることは状態を悪化させるだけだと主張した。レズリー被告は18ヶ月前にビクトリア州の医師からリタリンと呼ばれる薬を処方されており、バリに到着したときは十分な量の薬を所持しいなかったという。そんな中、友人のミアからエクスタシーを渡された。

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