[ヤウンデ/カメルーン-12日]カメルーンの準憲兵隊はオーストラリア人ジャーナリストと英語使用者分離主義派のメンバーを拘束した。
オーストラリア出身のフリー・ジャーナリスト、アンドリュー・ミュラーさん(36才)本人がロイターに電話で語ったことによると、彼は英語使用地域であるカメルーンの北西部の町クンボで南カメルーン英語使用者分離主義協会(SCNC)の関係者2人と共に拘束されている模様。しかしこの拘束は公的なものではないという。
ミュラーさんは現在、ロンドンを中心に活動しており、SCNCの会合を取材するためにカメルーンを訪れ、ンフォ・ンガラ・ンフォ前会長と地方支部代表のステファン・コングンソ氏と共に11日に拘束された。SCNCが属する英語少数派は、カメルーン国内で力を持っているフランス語使用多数派勢力からの分離を巡って準憲兵隊と衝突を続けていた。
ミュラーさんは現在、SCNCメンバーの2人とは引き離されているが、マットレスと毛布を与えられ、丁寧な扱いを受けているという。
準憲兵隊は、現在この3人の処遇についてヤウンデからの指示を待っている模様。
ジャーナリスト保護協会のアン・クーパー事務局長は、カメルーン側からミュラーさんの行動は取材活動を逸脱していたとの警告を受けたことを明らかにした。保護協会は、ミュラーさんを直ちに無条件解放することをカメルーン政府側に要求している。
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