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中絶用ピルの使用は遠隔地の女性には危険?

キァンベラ 15日 -厚生相トニー・アボットは、論争の焦点となっている中絶用飲み薬(ピル)RU486に関し、遠隔地に住む女性にとって同ピルの使用は危険という理由で同薬のオーストラリアでの使用を引き続き禁止した。同ピルの服用は医師の十分な監督下で行われるべきであり、十分な医療設備の整っていない遠隔地に住む女性には危険という理由。同相の報告によると、同ピルを服用した100人女性の中8人までが、中絶後に緊急な医療処置が必要だった。米国では過去2年間に、4人の女性が同ピル服用後に感染症を引き起こし死亡している。
 
しかし、オーストラリア医学協会(AMA)代表マケッシュ・ハイカーウォル氏は、「この問題に関しての争点があやふやにされている。RU486の効用と反中絶問題がごちゃ混ぜになっている。十分な医療的サポートが受けられない女性に対して、医師がRU486を処方する訳がない。RU486は効果的で安全な薬だ。女性の選択肢の一つになるべきだ。」と述べた。
 
現在、同薬は西ヨーロッパの大部分と北アメリカで使用が許可されているが、オーストラリアで服用する為には医師を通して連邦政府の許可を得なければならない。

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