シドニー 21日 -エクスタシー所持の罪で3ヶ月の服役を終えたミッシェル・レズリー元被告は、出所後イスラム教徒風の衣装ではなく、タンクトップで現れた。レズリー元被告は、公判中のみイスラム教徒風の衣装を装ったのはインドネシアの判事に好印象を与え、有利な判決を得るためだという非難に対し、弁明をした。
イスラム教に改宗したと語ったレズリー元被告は、公判中は頭にイスラム教徒風のスカーフを巻いていたものの、19日に釈放されてからは、肌を露出した装いに変わっていた。オーストラリアのイスラム教徒らは、レズリー被告の服装の変わり様に怒りをあらわにしている。インドネシアの判事に寛大な判決を求めるために、イスラム教を利用したと非難しているのだ。
オーストラリアイスラム教連盟委員会の会長は、「レズリー元被告がイスラム教徒であると主張するなら、以前の下着モデルの仕事には戻れないはずだ。」と厳しく語った。
レズリー元被告のボディーガード、ショーン・マルカシーさんは21日、レズリー元被告がイスラム教とインドネシアの判事らを侮辱したという主張を否定し、同被告が選択した宗教を自分なりに信仰するのは自由と語った。
また、レズリー元被告や彼女の支援者らがメディアからレズリー元被告のストーリーの提供を求められていることから、レズリー元被告が自分のストーリーを売るのではという噂が流れている。その点に関しても、マルカシーさんはレズリー元被告がメディアに対し金銭を要求した事実はないと語った。
レズリー元被告は22日には帰国し、自宅に到着するとみられている。
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