メルボルン -メルボルン在住のオースティン・ぺロット(45)が23日、実際に飛ばなかったにもかかわらず、1760万点ものフリークエント・フライヤー点数を集めていた罪で、懲役6ヶ月執行猶予26ヶ月の刑を言い渡された。
ぺロットは1996年2月から2002年10月までシンガポール航空のカスタマーサービススーパーバイザーとして勤務していた期間に、29個の顧客コードを使い航空会社間でコンピューターシステムの統一が取れていない事を利用し、9つの航空会社からフリークエント・フライヤーの点数を集めた。 合計で1760万点が盗まれ、その内430万点が航空券として親戚や友人に売られていた。フリークエント・フライヤー1760万点は約40万ドルに匹敵する価値。
同裁判の判事は、既婚で3児の父親であるぺロットの犯罪の動機は、家族愛とその家族の生活をよりよくする為と述べ、ぺロットが逮捕時から警察に協力的な態度を見せ、罪を犯したことを認め、反省し、後悔している事実を考慮して判決を言い渡した。