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レズリー元被告、釈放の裏には巨額の賄賂

 シドニー26日 -報告書によると、薬物使用の罪で有罪判決を受けたミッシェル・レズリー元被告を、バリの刑務所から釈放するために投じられた費用は60万ドル以上という。

シドニー・モーニング・ヘラルド紙は26日、レズリー元被告側の弁護士によって10万米ドル以上の賄賂が支払われており、薬物使用のテスト結果を変更するよう警察の研究所に2万米ドルの賄賂の支払いを試みたが失敗したと報じた。またバリ警察署長に提示された2万米ドルの賄賂は、拒否されたという。薬物捜査班のメンバーは、レズリー元被告の判決を3ヶ月の懲役に確定するため、40万米ドルの金額を要求。多少の減額があっただろうが、薬物捜査班の関係者の多くに多額の賄賂が支払われたと同紙は報じた。

また、同紙は、レズリー元被告が逮捕当時、シンガポールのモデル、シティ・ナメラ・アズマン氏を含むジャカルタのエリートの子供たちとパーティーをしていたことを報じた。レズリー元被告が逮捕されたとき、同元被告が乗車していた車のドライバーはインドネシア経済相の息子アニンドラ・バクリー氏だった。バクリー氏は自分の父親がインドネシア経済相だと警察に語り、警察は同氏を釈放。バクリー氏の存在をもみ消すため、ドライバーの名前をでっち上げたとヘラルド紙は報じた。その後インドネシア経済相は警察へ電話し、自分の名前を使い、レズリー元被告を釈放して欲しくないと語ったという。

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