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皮膚がんの診断は医師よりも機械が上手

ブリスベン - 最新の調査結果によると、悪性黒色腫の発見には一般医(GP)の診断よりも自動診断機器のほうが高い信頼性を持つ。同調査ではオーストラリアで発明された悪性黒色腫診断機器ソーラースキャンが使用され、78枚の写真の中から皮膚がんと思われるものを同機器によって選出した。テスト結果は一般医、皮膚科専門医、そして世界的に有名な皮膚がん診断の専門医等との結果と比較された。
 
3人の一般医が62%の確率で皮膚がんの診断をしたのに対し、ソーラースキャンは85%の皮膚がんを発見した。4人の皮膚科が81%の確率で診断し、3人の皮膚がん診断の専門家のみがソーラースキャンより僅かに高い90%の正確さで皮膚がんを発見した。
 

しかし、同結果に対しオーストラリア皮膚病学大学は、調査対象となった医師の数が少ないことなどを理由に懸念を示した。同機器の診断の信憑性を確立する為には、更に多くの医者や患者を含めた調査が必要である。

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