シドニー 27日 - 最新の西シドニー大学の研究によると、独立心、自己意識、そして目的意識などの要因が、学生が教育を続けるか学校を中退するか決断する上で重要な役割を果たしている。同研究は、シドニー南西部の5つの学校に通う10年生の学生590人を対象に行われた。
今までの中退問題に関する調査では、社会学的な問題に焦点が置かれ、民族や家庭階級の違いなどが中退率に影響すると見られていた。しかし、同調査では精神学的な要因に焦点が当てられ、学術的な目的意識、自己意識の確立、価値観、そして向上心などが中退率に影響することが判った。独立心のある学生、肯定的な自己意識のある学生、そして目的意識のある学生などが高い教育を受ける確立が高い。
同研究を行ったマーティン・ダウソンとデニス・マックイナーネイは、「両親、友人、先生と全てが精神的要因に影響する。重要な点は学生が自分自身をいかに好きかだ。親が子供をほめることは、子供が自己意識を確立する上でとても大きな影響を及ぼす。」と述べた。