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バイオテロ攻撃の可能性を警告

キャンベラ1日-オーストラリア戦略対策研究所(ASPI)が1日に発表した研究結果から、致命的な病気を患った人が意図的に人ごみで溢れるショッピングセンターで咳をした途端、バイオテロ攻撃が始まる可能性があることが明らかになった。感染力の強い病気を持った人がバイオテロ攻撃の手段として使用される可能性が高い。

オーストラリアは自国を防衛するという目的のもと、航空機や潜水艦に多額の費用を投じたように、バイオテロ攻撃の原因となる病気に対処できる能力を備えるためにも、産業投資が必要となるだろう。

オーストラリア以外の大陸では、ペストが動物の間で自然発生的に発生しており、オーストラリアにとっては最大の脅威となりうる。理論的には、ペストがオーストラリアで発生した場合、ペストはオーストラリアの野生植物・動物に感染し、永久的に存在することになる。世界保健機関が1970年に実施した最悪のケーススタディーによると、50キログラムのペスト菌がシドニーと同様のサイズの都市に放たれた場合、3万6000人が死亡するという。

連邦政府は流行病対処計画への準備を行っており、今週には鳥インフルエンザの発生への対処訓練が実施された。

 

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