ブルスベーン1日-今から約20年前にエイズ感染者と診断されたジャスティン・ブラッシュさんは、診断後まもなく両親の遺産を相続した。本人は30歳以上は生きられないと思っていたという。ブラッシュさんのようなエイズ感染者の例はまれではない。
世界エイズの日であった12月1日、ブラッシュさんは、「1988年にエイズ感染者と診断された数ヵ月後、両親の遺産を相続し、その相続金すべてを使い果たしてしまった。」と語った。当時、相続金はアパートの購入代や不動産市場に参入するために使用されたという。だが、ブラッシュさんは、「今となっては絶好の機会を無駄にしてしまった。こんなに長く生きられると思っていなかったから」と語った。
ブラッシュさんの医師は数年前に、ブラッシュさんは60代ぐらいまでは生きられると診断している。エイズ感染者に対する治療が改善されているため、ブラッシュさんのようなケースは今後さらに多くなってくるだろう。