シンガポール2日-2日の早朝に絞首刑を受けたニュエン死刑囚は、絞首台に向かう前に最後の祈りをささげ、シンガポールの刑務所職員を抱きしめたという。ニュエン死刑囚の家族は同死刑囚の遺体の受け渡しを死刑執行直後に要求。メルボルンでの葬儀のため、3日の夜には遺体は自宅に運ばれる予定。
死刑囚監房では、ニュエン死刑囚は死を目前に2人の牧師と祈りをささげたといわれる。同牧師によると、ニュエン死刑囚は非常に落ち着いており、最期のときが来る準備ができていたようだったという。同死刑囚の弁護士は、「ニュエン死刑囚の死は勇敢な死であり、我々は彼の死を非常に誇りに思う」とABCラジオに語った。
シンガポール政府はニュエン死刑囚の死亡の確定を声明文にて発行するなど、異例の処置をとった。