国際

HIV保持の献血者、23人に感染させ既に3人死亡

[上海/3日]中国東北部の吉林省で、HIV感染に気付かずに献血し、それによって少なくとも23人に感染が広まったと報じられた。

その献血者については、現在「ソン」という苗字だけが公表されており、今年の10月にHIV感染が発覚したという。
しかしその時に既に25人に輸血が行われており、被害者の1人であるワンさんが11月10日に死去。2003年3月に輸血を受け、AIDSを発症してわずか40日後のことだった。
ワンさん以外にも既に2名がAIDSで死亡。18人がHIVに感染している。
ソンは2003年1月から2004年の6月までに15回献血しており、2人いるセックスパートナーのうち1人はHIV保持者。この件で吉林省徳恵の保健職員6名が降格もしくは謹慎処分となった。

中国では他に、南部に住む32才のHIV保持麻薬中毒者が、少年を人質にとって自分の血液に接触させ逮捕されるという事件が発生している。少年は3時間半後に解放され病院に搬送された。小さな傷がいくつか見つかっており、現在HIV検査の結果待ちだのこと。

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