[シドニー/5日]コモンウェルス銀行は職員に肌色下着の着用、鼻毛カット、定期的な散髪等を促すガイドラインを設けていたことを謝罪した。

今年からカスタマー・サービススタッフに無料配布されるようになった同銀行のグルーミング・ハンドブックは、女性職員の身だしなみに関して「光るストッキングは足を大きく見せるので着用禁止。指輪はそれぞれの手に二つまで。ピアスの長さは10セント硬貨以下。鼻毛に注意。」などの規定を設けていた。
このハンドブックは単なるガイドラインで強要するものではないと銀行側は説明したが、こうした身だしなみは“コーポレート・インテリジェント”のコンサルタントからアドバイスを受け新しい企業態度として導入されたもので、徹底するためにワークショック等も行われていたという。

金融部門組合の広報担当者は、コモンウェルス銀行の謝罪は中度半端だと非難。同銀行は職員全員に、このおかしなポリシーは勤務評価等とは無関係であることを約束しなければいけないと求めた。