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オゾンホールの復旧、予想より遅れる

サンフランシスコ - 6日発表された最新の調査結果によると、南極圏のオゾンホールが1980年の状態まで復旧するのは、今までの予想より遅れ2065年以降になる模様。これは先進国におけるオゾン層を破壊する化学物質の保有量が予想以上に多い為。1987年に可決されたモントリオール議定書では、オゾン層に有害になる化学物質の製造を禁止したが、既に保有済み分の化学物質に関してはこの議定書の規定は当てはまらない。
 
大気の上層に存在するオゾンは太陽からの有害なUV線を吸収し、地上にUV線が降り注ぐのを防いでくれる。オゾン層を破壊する化学物質の大量放出の減少により、破壊されたオゾン層の一部(オゾンホール)は自然に回復するものと科学者達は考えている。

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