アデレード9日-高齢者患者2名(50代から70代)が食中毒で死亡したと疑われているアデレード病院のキッチンで、人を死に至らしめる可能性のあるリステリア菌と呼ばれるバクテリアが発見された。衛生当局によると、死亡した2名の患者の死亡原因もおそらくリステリア菌だという。そのほか2名の患者がリステリア菌に侵されていたが、抗生物質を投与した結果、回復に向かっている。
リステリア菌が侵入した食べ物を摂取することにより、リステリア菌に感染する。本来リステリア菌は広く見られ、生食品の中にも存在することもあるという。リステリア菌による感染は稀であり、通常健康な人の場合症状はでない。しかし、妊婦、65歳以上の人、ガンや糖尿病患者は免疫システムが低下しているため、リステリア菌による感染が死を招くこともある。