国際

マレーシア政府、「オーストラリアはアジアの一員ではない」

クアラルンプール - マレーシア政府は14日、ジョン・ホワード豪首相が他のアジア諸国の代表とアジア連合の動きに向けた初の会合東アジアサミット(EAS)に参加したにも関らず、この先オーストラリアが真にアジア地域の一員になりえることは無いと述べた。
 
ホワード豪首相は初のEASで、米国が参加権を持つAPECが同地域の貿易に関する主要な話し合いの場であると主張し、参加国中唯一米国の肩を持った発言をした。バダウィマレーシア首相の、オーストラリアは今後も真にアジア諸国の一部にはなれないという発言は、その後述べられた。
 

14日開かれた東アジアサミットには東南アジア諸国連合(ASEAN)の10カ国に加え、インド、オーストラリア、ニュージーランド、日本、中国、そして韓国が参加。 マレーシア首相は、アジア諸国の見解では東南アジア諸国連合と日本、中国、韓国が同サミットの中心国となり、オーストラリアとニュージーランドはEASに準メンバーとしての参加となるだろうと述べた。同首相はまた、「我々はアジア地域に、平和、安定、そして繁栄をもたらすことを目的とし、EASのような会合を通して、その目的の達成を目指す。その為にはもちろんオーストラリアやニュージーランドの会合への参加も喜んで受け入れる。」と述べた。EASは毎年開催予定で、オーストラリアは来年も参加予定。

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