キャンベラ 11日 - 昨年の12月21日に中東のガザ地区で、オーストラリア人教師ブライアン・アムブロシオさんを誘拐したパレスチナ過激派軍は、アムボロシオさんがアメリカ人でなかったという理由で同氏を解放した。同氏は現地のアメリカ人私立学校の副校長で、事件当日、学校へ車で向かっている最中に同僚の教師と一緒に誘拐された。
アメリカ人と誤解され誘拐された同氏と、同じく誘拐された同校のデンマーク人教師は、約一ヶ月間監禁されたが、危害は加えられなかった。
ガザ地区では、外国人の援助活動従事者や報道関係者を狙っての誘拐事件が多発している。同過激派軍は、アメリカ人を誘拐することで、アメリカやイスラエル政府から圧力をかけられているパレスチナ政府に、圧力をかけようとしている。