ブリスベーン13日ーカンガルー、コアラにゴールドコーストだけでは、日本人観光客はもはや満足しない。
大手日本ラジオ局、ライフスタイル・プログラムの司会者、アンドレア・ポンピリオ氏によると、オーストラリア観光産業は、日本人観光客の観光スタイルの変化に気付きつつあるという。同氏は、「1980年代、大人数の団体ツアーでオーストラリアを訪れた日本人観光客は、数日間でコアラ、カンガルー、ゴールドコーストを見て回ることが、観光スタイルだった。残念ながら、オーストラリアに対するその強烈なイメージは、現在の日本人が抱くものとあまり変わらない。だが、近頃の観光客は英語の知識を持ち、事前の情報収集をしている。今の日本人観光客は新たな経験を求めている。」と語る。
1980年代後半のオーストラリア観光ブーム以来、オーストラリアを訪れる日本人観光客の人数は伸び悩み、毎年平均約70万人が観光に訪れている。同氏が司会を行うプログラムでは、有名なオペラハウスやハーバーブリッジだけでなく、シドニー・フィッシュ・マーケット、ギャラリー、現代オーストラリア・アート、音楽、ファッション、人気の郊外の街などが取り上げられるという。