キャンベラ20日ー物議を呼んでいる中絶ピルRU486の利用に関する法案の投票が、2月9日に実施されることが決定した。この法案が可決されれば、オーストラリア人女性は今後、トニー・アボット厚生相の許可なく、中絶用ピルRU486を利用することが可能となる。
上院委員会は現在、この法案を検討しており、投票の前日には国会に報告をする予定。同法案に反対の意を示している上院議員らは、中絶反対者から寄せられた多くの手紙などを十分考慮するためにも、さらなる調査時間が必要であるとの主張。一方、同法案の賛成派は、「最も安全な中絶方法を選ぶ意思決定は、医師や患者が下すものである」と語り、RU486の利用を制限する現行の法律は改定されるべきであると語った。