ブリスベン 24日 -“脳を生かすも殺すもあなた次第“。これは、 引退後の痴呆症発病の危険を減少させる為に、頭の運動がどのような役割を果たしているのかに関した研究報告書からのメッセージ。
NSW大学の神経学者マイケル・べレンズエラとペルミンダー・サクデブの研究報告書によると、脳の運動を頻繁に行う人は、そうでない人に比べ痴呆症にかかる確率が半減するという。脳の運動には、勉強、仕事、読書、ボランティア等の社会的活動、そしてチェスや絵画等の頭脳をつかう趣味活動が含まれる。同研究はこの分野で初めてのもので、世界中で約29000人を対象に平均7年間の追跡調査を行った。
同学者によると、「痴呆症にかかる確率は、引退前に頭脳を良く使ったか使わなかったかには関係なく、引退後の脳の使い方に直接関係している。身体の健康を同じで、運動を続けることが健康にいいように、脳の運動が脳の健康に貢献する。」と述べた。