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危険な入浴時間、幼児のバスタブ溺死に警告

シドニー 25日 -キッドセイフ児童安全協会は、子供だけをバスタブに残すことの危険性を人々に訴えるキャンペーンを開始する。

2003年の7月28日に、シドニー在住の15ヶ月の女児コートニー・モリスちゃんがバスタブで意識不明で発見された後死亡した。コートニーちゃんの母親は台所で朝食の為のゆで卵を作るために、ほんの2,3分バスルームを離れただけだった。床に落ちた卵を拭いている最中に直感的にハッとし、8歳の娘にバスタブの中のコートニーちゃんを見てくるように頼んだが、すでにコートニーちゃんは水の中にうつぶせで意識不明の状態になっていた。

毎年、保護者が子供をバスタブに置き去りにしたことが原因で子供が溺死している。1995年から2004年にかけて、NSW州だけでも5歳以下の125人の子供が溺死しており、その中の20%がバスタブで死亡。また、その3倍から4倍の人数の子供が、バスタブで溺死しそうになり病院に運ばれている。

同協会関係者は、「子供は声も出さず静かに溺死してしまうことがある。幼児はバスタブに一瞬たりとも置き去りにされるべきではない。」と警告した。

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