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ハワード首相、歴史教育の全面改革を求む

 キャンベラ 25日 -ジョン・ホワード豪首相は25日、現在の学校での歴史教育では何が何時起こったかという事実よりも歴史的な課題を中心とした教育がされており、子供達は自国の歴史的事実をきちんと知るべきだと、歴史教育の全面改革を求めた。 

同首相は、オーストラリアの子供達にとって自国の歴史を知ることは必然であり、国がどのように発達し、どのような役割を国際社会の中で果たしているのかを知るのはとても重要だと述べた。

しかし、オーストラリア歴史学教師委員会の代表ニック・エウバンク氏は、現在の歴史教育は昔ほど歴史的事実の詳細を教えていないというホワード首相の見解を認めつつも、事実を列挙する歴史教育の方法は、歴史の誤解と文化的偏見を生みやすいと懸念を示した。そして、何時、何が起こったかを学ぶより、何故その歴史的事件が起こったか、そして、それが社会に与えた影響を学ぶことの方が重要だと述べた。

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