ブリスベーン29日ー酒類販売免許保持店の午前3時以降の出入りを禁止する法案を、できる限り迅速に国会で通過させたいと考えるクイーンズランド州政府に、法案通過に向けての動きがみられる。これは、酒類販売許可保持店がこの法案に対し、反対の訴えを起こす前に迅速に可決させようという同州政府の意向。
ジュディー・スペンス警察庁長官は、3月までにこの法案を通過させ、クイーンズランド州にて同法律を施行させたいと考えている。同警察庁長官は、既に午前3時以降出入りが禁止されているブリスベーンのシティーセンターでは、暴行行為が14%、アルコールに関連した犯罪が48.5%減少したと発表。また、今まで州政府は商業・消費者委員会に、出入り禁止の時間や場所を決定する権限を与えていたが、今まさに法律化に踏み切る時期だ、と同警察庁長官は法律化の必要性を強調した。