キャンベラ30日ー国家的な医療ホットライン導入計画が来月、オーストラリア政府委員会(COAG)の会議で討議される予定。トニー・アボット厚生相は、医療ホットラインの導入により、病院や医師の必要性が減少するわけではないが、少なくとも医療制度の問題点はいくつか解消できるのではないかと語っている。
同計画では、トリアージ・ナース(治療が必要かどうかを即座に判断する看護婦)が24時間体制でホットラインセンターに待機しており、患者の訴える病状の深刻さによって、薬局、医師、病院など、患者がどこへ行くべきがを指示する。
アボット厚生相は、同様の医療ホットライン制度がすでにオーストラリアの各地で実施されおり、その効果がみられているため、今回全国的にこの制度を導入したいと考えている。