シドニー9日ー昨年12月11日に発生したクロナラビーチの人種間に起因する暴動で、暴行を受けている男性に対しビールビンで繰り返し暴行を加えたシドニー在住のジオフェリー・ジョン・アトキンソン被告（18歳）が9日、1ヶ月間の服役後釈放された。アトキンソン被告は、ＮＳＷ州政府によって制定された暴動に関する新法律の下、有罪となり判決が下された最初の被告。

スザーランド地裁のウィリアム・ブリードン治安判事は9日、同被告に対し1ヶ月間の仮釈放期間なしの禁固9年の刑を言い渡した。12月11日に逮捕されて以来、同被告はすでに29日間拘留されており、仮釈放期間なしの1ヶ月間を無事終了した9日、同被告は釈放となった。同治安判事によると、同被告が同事件発生以前は非常に好青年であったこと、また事件発生時はアルコールの影響下にあったことなどが判決の決め手になったという。