キャンベラ10日ー中絶ピルRU486使用規制の解除をめぐり激しい論争がされている中、RU486の使用を認める法案が9日、上院で通過し今後下院に持ち込まれる予定である。法律化へ踏み切るためには、下院で法案を通過させる必要がある。
上院ではトニー・アボット厚生相よりも、治療薬物処方協会(TGA)の専門家の意見を重視する見方が強く、また法案を支持する女性議員が多数いたことから、法案通過という結果となったが、男性が大半を占めている下院では、法案の行方は不透明な状態。問題は、RU486に関する法案に対する投票が、もはや党間ではなく、男女間の相違によるものとなりつつあることである。