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連邦政府は知っていた!? 小麦会社と旧フセイン政権の不正な関係

シドニー11日ーオーストラリアの小麦輸出会社(AWB)が、当時の国連の「石油食料交換プログラム」に基づき、旧サダム・フセイン政権に対し約3億ドルもの不正な払い戻金を支払っていたとされる問題で、連邦政府は依然としてその事実を知らなかったと関与を否定している。旧フセイン政権に支払われた莫大な払い戻金が、自爆テロ支援に使用されていた可能性があり、現在調査中。

元オーストラリア秘密情報局(ASIS)アジア・中東地域担当のウォレン・レイド氏は、キャンベラにある連邦政府の中心的な情報機関はこのようなケースを認知するため組織であり、特に当時のマーク・ベイル貿易相、ジョン・ハワード首相、アレクサンダー・ダウナー外相が小麦輸出会社(AWB)と旧サダム・フセイン政府との間の金の動きを認識していなかったというのは有り得ない、とABCラジオに語った。

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