国際

イラク、リベート疑惑のAWBと取引禁止

キャンベラ27日ーバグダットで27日、バーク・ベイル副大統領はイラクのアマド・チャラビ副大統領とオーストラリアからの小麦輸入問題に関して協議を行った。イラク側は、オーストラリアから今後小麦を輸入したいと意向を示した一方、旧フセイン政権へのリベート問題を起こしたオーストラリアの小麦会社AWBからの輸入は禁止するとした。

AWBのリベート疑惑に関する調査委員会によると、AWBのシニアマネージャーは、同企業から旧フセイン政権に対し莫大なリベートが支払われていたことを知っていたとする確固たる証拠が見つかっているという。イラクのAWBとの取引禁止を受け、ベイル豪副大統領は、イラク側がAWBとの取引を一時的に停止したことが、AWBが即座に独占権を喪失するということを意味しないとする一方、豪政府と小麦産業は、イラク側の要求に見合うよう新たに調整を行う必要があると語った。

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